パーソナルトレーナーは、エクササイズと体の関係について色々と教えてくれますよね。
でも、もしかしたら教えてしまうと、これから紹介するポイントについて、客が減っていしまうので言わずに秘密にしているトレーナーもいるかもしれません。
今回は、トレーナーがエクササイズに対し、なかなか教えようとしない大切なポイントを解説していきます。
○週間で憧れのボディは手に入らない
夏までに引き締まったウエストを手に入れようと、ジムへ通い始めたあなた。
しかし、1ヶ月程度の間に、どれだけのトレーニングに励んでも、ガッカリする結果となる覚悟をしておいてください。
テレビやSNAでモデルや芸能人が宣伝している、流行りのフィットネス広告に騙されて、6週間で夢のボディが手に入るとは思ってはいけませんか!?
これは全部嘘、そして嘘の嘘。
2004年にウィスコンシン大学で行われた研究によれば、「6週間の夢ボディなんて話は、馬鹿げている」と分かりました。
研究者は、平均的な体格の女性25名に対し、6週間のフィットネストレーニングをしてもらいました。
それぞれの被験者には、週20分の有酸素運動を3回、又は、週30分の筋力トレーニングを3回行ってもらいました。
結果は、どの被験者にも体調や気分の改善がみられ、健康にはい良い影響がありました。
ただし、6週間では外見的な肉体の変化は見られませんでした。
「石の上にも三年」、人生ってそんなものです。
正しく運動を行い、食生活に気をつけていけば、2ヶ月〜3ヶ月以上経った頃、その成果が見え始めるます。
海に行く予定まで時間外ないからといって、週に5日もトレーニンを詰め込んではいけません。
正しいペースでの運動を心がけ、週に3回のウェイトトレーニングと、週に2回の有酸素運動程度を続けましょう。
2ヶ月以上続ければ、鏡の前に立つあなたの姿が変わり始めます。
トレーニングすれば誰もがマッチョになれるわけではない
たくましい腕を夢見ている人は、一旦ここで落ち着きましょう、
人の運動能力の40%〜60%は、遺伝で決まっているのだと分かっています。
少なくとも、医療エクササイズの専門家である博士は、トレーニングは体に一定の効果をもたらすものの、設定した目標が体に合っていない場合もあり、そういう時はDNAを恨むしか無いとのことです。
フィットネストレーニングの目標は、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
アクション映画の主人公のようなマッチョ目指し、何年も頑張っていても、そんな体になれないと時のガッカリ度は計り知れませんからね。
とにもかくにも、正しくトレーニングを行い、セッション中はトレーニングに集中すれば、あなたの体が一番適した形になっていくのは事実です。
なんでもかんでもトレーナーさん居てもらう必要はない
パーソナルトレーナーについてもらい、トレーニングするのはとても良い方法です。
正しいトレーニングフォームも教えてもらえますし、身体にとって良いトレーニングを紹介してもらえます。
しかし、何ヶ月もその人に付きっきりで、トレーニングを見てもらい続ける必要はありません。
これは、いつまでも補助輪付きの自転車に乗っているのと変わりません。
すでに補助輪なしでも乗れるようになっているのに、補助輪を付け続けたままにしているようなものです。
パーソナルトレーナーに、7セッション程度を見てもらえば、その運動のやり方や、フィットネスの質問は大体答えてもらえ、トレーニングに対する疑問は無くなっているはずです。
この頃になれば、パーソナルトレーナーさんの仕事は、あなたの食生活の管理と、目的に沿ったトレーニングメニューの考案だけです。
あなたが正しくトレーニングを行っているか、その管理に絞られます。
なかには、そのことを教えてくれないトレーナーもいて、無駄にパーソナルトレーニングの期間を伸ばすトレーナーも居るのです。
当然、パーソナルトレーニングの時間が長ければ、トレーナーは儲かりますからね。
もしかしたら、とっくにあなたの独り立ちの時期を過ぎているのかもしれません。
スポーツ栄養食品に騙されるな
トレーナーさんや同じジムの会員さんに、魔法のような栄養食品を紹介されても、アムウェイの話を聞かされている程度に捕らえておきましょう。
実際に噂どおりの効果がそのアイテムにあったとすれば、一気に流行するはずです。
流行すれば、本当に効果が有るかを見極めてから、試せばいいのです。
また、このような食品を紹介してくる人は、マルチ商法で紹介料を得ている可能性もあり、信用し過ぎてはいけません。
そんな怪しい食品にお金をかけるよりは、自分自身で健康的な献立を勉強する方が良いでしょう。
脂肪燃焼パウダーや、サプリメントで口を一杯にするよりも、堅実なトレーニングで脂肪を燃やした方が、確実な効果を得られます。
そして、そこに栄養バランスのとれた食生活を組みをすれば、あなたの体は安全で健康的、そして、自然にシェイプアップされます。

セルライトと和解する
セルライトを取り除くと体に良いなど、いろいろと言われてきたかもしれません。
でも実はこれ、遺伝と体組織のバランス的に考えると、セルライトは消えることはないんです。
どんな運動やダイエットをしても、セルライトはどこかへ行ってくれはしません。
でも気にする必要はありません。
セルライトはいつまでも、目でつ様に出てくるわけではありません。
健康的な体型を維持し、正しい食生活さえ心がければ、目立たなくさせることはできます。
それから、忘れてはいけないのは、セルライトは誰にでもあるもので、不健康な生活とは何の関係もありません。
体重体型にかかわらず、セルライトは誰でも持っているものなのです。
すべては、遺伝とホルモン、その他の要素で決まるものです。
腹筋は割れなくてもカッコイイ
ミュージックビデオやテレビ、映画に出てくるセレブのせいで、腹筋は6つに割れてないとダメだと思い込んでいませんか!?
でも贅肉のないスリムなおなかは、腹筋運動をジムでやり込まなくても手に入るんです。
むしろ、一部の復帰運動はやりすぎると、逆にウエスト太くしてしまいます。
例えば、ウェイトトレーニングのサイドベンドは、腹斜筋を鍛えることで、お腹まわりを大きく見せてしまいます。
もちろ、腹斜筋を鍛えること自体は悪いことではありません。
しかし、スリムでくびらたウエストを目指している人は、トレーナーさんに最適なメニューを組んでもらいましょう。
女性はレップ数を増やそう
女性だけには科学的な裏付けがあるんです。
科学的に女性は無理をしない体の作りになっている事が分かっています。
そのため、女性は思いウェイトを使うよりも、軽いウェイトを使ってレップ数を増やした方が効果が出るんです。
また、男性の場合はその逆で、より高い負荷に耐えられる一方、力とエネルギーの回復に時間がかかるため、レップ間には長めの休憩を必要とします。
運動量を増やしたら食べる量も増やした方がいい
運動様が増えたら、もっと沢山食べてもいいんです。
1時間ジムで運動したから、ピザ丸ごと食べて良いわけではありません。
バランスのとれた「野菜」「果物」「タンパク質」「健康な脂質」とともに、習慣的なトレーニングを行うことで、健康的な体重を維持することができます。
減量を目的とする人がハードなトレーニングの後、1時間〜2時間以内は何も食べないようにしましょう。
でも、食事抜きは厳禁です。
十分な食事を摂らないまま運動をしてしまうと、体はエネルギーを温存するために代謝速度を低下させてしまいます。
代謝速度を低下させてしまうと、同じ運動をしていても消費カロリーが減ってしまうんです。
ジムに行かなくてもシェイプアップは可能
ジムに通うお金が払えない事が、すなわちシェイプアップができないということではありません。
世の中には屋内屋外を問わず、行える効果的で素晴らしいエクササイズが沢山あります。
その効果は、ジムの運動と全く同じです。
例えば、ハイキングやジョギングは、ランニングマシンで走ることと同じですし、階段の上り下りはステアーマスターのリアル版として利用することができます。
スクワットや腕立て伏せ、そしてプランクも、お家の床でできる運動です。
エクササイズは基本に忠実に
パーソナルトレーナーとのトレーニング中、フィットネス業界で流行りの運動を教えてもらえるかもしれません。
ところがたいていの場合、この類のトレーニングは特定の筋肉を集中的に動かすだけのもので、トレーニング効果は薄かったりします。
いつの世も、基本的なトレーニングの「ランジ」「プランク」「デッドリフト」「スクワット」「腕立て伏せ」を忠実に行い続けた人の方が、高い効果を得られているんです。
もちろん、それ以外を否定しているわけでも、新しいトレーニングをするなというわけではありません。
ただ、新しいトレーニングを取り入れるときも基本のトレーニングは怠らないようにしてください。
トレーニングを続けるうちに、自分にとってより効果的なトレーニングが分かるはずです。
例えば「ランジ」はお尻全体を引き締めてくれる効果を持っている一方、「スクワット」はお尻の上部分を強くします。
自分の目標に合ったメニューを行いましょう。